第6話【『あっち』でも】
ミロクに言われたことを気にして冷静さを失っているキャルに対し、ペコリーヌは現実に帰ったらこの世界に出資していた自身の家は責任を追及されてしまうかもしれない。
『それでも、現実でも変わらずお友だちでいてくれますか?』と尋ね、キャルはそれを了承することで、現実に帰っても美食殿の絆が消えるわけではないことを自覚し、冷静さを取り戻す。
社から戻ってきたコッコロ、そして騎士くんの強化により、黒い風の精霊・複製を撃破
オクトーも戻ってきて捕まえた長老(のアバター)を人質にする。
第7話【嚮導老君】
オクトーは長老を人質にソルオーブとの交換を要求
ハツネから気を引くようお願いされたミサト先生はオクトーとの対話を試みる。
生まれつき悪い子なんていない。愛を教えてあげることができれば悪いことに手を染めてしまってもやり直すことができると主張するミサト先生
対してオクトーは生まれた環境によりねじ曲がらずにはいられなかった子、心底から愛を理解できないモノもいる。
更に(人間ならともかく)これからの時代は『ハナから悪役として生まれてくるモノ(※)』もいると主張
※エリスのようなAIやNPCのことを指していると思われる。
オクトーが対話が打ち切った瞬間、ハツネがテレポーテーションを使い、長老を取り返す。
(オクトーはここで初めてハツネが超能力者であることを知る)
オクトーは黒い風の精霊と使徒を合体させ撤退
コッコロに使徒が迫った時、現実から本物の長老(ゾラ)がダイブ
ゾラは指一本で使徒の攻撃を受け止めると、創世の槍 天沼鉾(ベレシート※)で使徒を崩壊させ、コッコロの窮地を救う。
※ヘブライ語で創世記、天沼矛は国生みの神話(日本神話)で登場する矛を意味する。
アニメーションでは長老の薬指の指輪が光る場面も
第8話【愛と試練】
ゾラへの挨拶を済ませる騎士くん
仮の器に無理をさせ過ぎたゾラのアバターが消えかかっており、あと630秒しか維持できないという。
ミサト先生の気配りによりコッコロとゾラ二人きりに
コッコロはこの世界に愛情を持っていることを語り、帰還後のこの世界の行く末をゾラに尋ねる。
現実世界では『レジェンドオブアストルム』への風当たりは強く、七冠、ウィズダム、出資者のアストライア王国は厳しい糾弾を受けている。
懲役が終われば国連は『レジェンドオブアストルム』解体に動く。
ゾラはこの世界に残るコッコロの意思を最大限尊重
コッコロはアメス様奪還、シェフィの端末からの解放、主さまを導くことが今の望みであると語る。
長老は別れ際にコッコロの頭を撫でると、プリンセスナイトの力(?)をコッコロに与える。
コッコロの望み、フィオの(アメス)救出を後押しするゾラ
コッコロは現実で必ず再会することを約束し、美食殿でエルフの里を去る。
消える姿を見られたくないと言い訳し、コッコロとの別れを急いで済ませ、時間を残したゾラの元にホマレが現れる。
女装させられたカリザを見て驚くランファ(女の子だったの?と勘違い)
ネアが新たにレイジレギオン加入
今後の方向性を多数決(実質ネアの1人勝ち)で決め、ミソラとの仲直りやエリス達との戦いに備えペコリーヌ達と手を組むことにする。
(ネアの提案)
(あとはほぼギャグ回なので省略)
第10話【崩壊の序曲】
オクトーは本物の長老にお使いを頼まれ、ハッキングで長老のダイブを手助けしていた。
長老は『娘へのお土産を二つ』持ってアストルムにダイブ
ゾラとホマレの会話
ホマレの協力者(?)は女性で現在はいる世界も目的も違う為、交流がない。
『彼女』はウィズダムの解体決定によりゾラ達の元から離れ、現在ゾラ達とは相対する立場
ウィズダム(ネットワーク保護団体)の後釜ネットワーク監理団体誕生
達観するゾラに対し、ホマレは実際はそんなに老け込む歳ではないとし、12年前のある出来事によりゾラが老け込んだのではないかと推測するが、時間の無いゾラは用件を急かすことで話題を逸らす。
二人はそれぞれ不可能に近い難題を抱えており、ゾラはこの来訪が終わり次第コッコロの望みを叶えるために動き、世界を敵に回す覚悟があることを語る。
一方ホマレはエリス(不可能)を越える為にゾラの助力を求め、ゾラは嚮導老君として導きを示す。
一方ミロク&ミソラサイド
ミロクは再生モンスターを使い、オクトーを監視しており、ハツネが超能力者であること、オクトーが戻らないことを知っていた。
冒険の舞台が壊れ、世界が傷つけば傷つくほどリセットの条件に近づき、エリスの力は振るいやすくなるとミロクは推測しており、その為にミソラを焚き付け、ミソラは1000体のシャドウに加え名無しの兵隊を地上に送る。
一方美食殿から離れたシェフィは『困ったらギルド監理協会を通じて頼ってほしい』とホマレさんに言われていたことを思い出す。
【考察、妄想、感想など】
【12年前の出来事について】
コッコロが11歳なのでコッコロが生まれる1年前となる。
考えられるのはゾラの妻に何かあり、精神的な影響でゾラが老化した可能性が1つ
あとはアストルムと現実の時間の流れが違うので、アストルムを作る遥か前に時間の流れを変える実験をしていて、自身が老化した可能性もあり得るか?(正直ないとは思うが)
【オクトーの主張とAI(エリス)の心について】
オクトーは以前から悪い奴視点でエリスに対して他キャラよりも理解示しており、
今回は愛が理解できない存在(エリス含む今後登場するAI)に対して、ミサト先生のやり方(愛を伝える)は通じないのでは?という問題提起をしているように感じた。
オクトーの主張は最もだと思う反面、エリスに関してだけ言えば、長いループに苦しむ様子を見ると、ユイの願いの影響で心が無いわけではなさそうなので、愛を理解できる可能性はゼロではないだろう。
またAIであってもミネルヴァやフィオ(アメス)のように心を培った存在もいる。
もちろんエリスとミネルヴァでは置かれた境遇が違うので、オクトーの言うとおり愛を理解できない可能性も否定はできないが、
記憶を失う前の騎士くんとエリスの間にはまだ語られていないエピソードがあるので、そこが鍵になってくると思う。
ちなみにアメス様はネビアにも自身と同じような心が授けられることを願っていた。
【ゾラの指輪について】
ゾラの薬指の指輪は花の形をしていた。
ゾラが花好きには見えないので(失礼)コッコロの母親の趣味だろうか?
花といえば『フィオ』の名前はイタリア語で花を意味するフィオーレが由来と思われるが、ゾラは一度アメスと言った後にわざわざフィオと言い直している。
アメス様がコッコロを溺愛していることと、コッコロの母親には何か関係があるのだろうか?
コッコロの髪飾りなどにも花が使われているので、この繋がりには意味があるような気がする。
例えばフィオはコッコロの母親の人格を一部再現したAIだったとか
この世界ならデータをAIに移植するぐらいはできるだろう。
現状コッコロの母親が存命かどうか、そもそも存在していたのかすら定かではないので、妄想に過ぎないが、もし亡くなっているならゾラがそういった行動をする理由になるのかな。と思う。
【長老が持ってきた娘への2つのお土産について】
まずコッコロにプリンセスナイトの権能を託したのが1つと仮定して、残り1つは何になるか。
シンプルに七冠の権能開花が無難な線だが、ナイトの権能と同時に与えるのは描写として変な感じもする。
他の方の考察では長老にしか作れないソルオーブのレプリカという説があり、
ミロクを欺く逆転要素としてはそれが一番面白そうだと思った。
懸念としてはミロクがオクトーにソルオーブの件で詰め寄ったのが13章2話(美食殿がエリザベスパークにいた頃)
その後ミロクがソルオーブ交換要求していたことをオクトーが知るのはエルフの里に来てからなので、ミロクを騙す目的でレプリカを用意したとすると、対応が早すぎることか。
(アストルムと現実のタイムラグも含め)
データの盗み見を特技とするミロクにソルオーブの重要性を見抜かれることを見越した上で、
オクトーが前もってレプリカを準備させていたならこの懸念は消える。
(レプリカパターンは一旦置いといて)
他の可能性としてはゾラ(長老)は擬体(人形)を作るのが得意なので、
コッコロ経由でアメス様(フィオ)に新しいアバターデータ(戦える力)を与え、実装に導いてくれたら嬉しいな。という単なる願望がある。
前述したフィオとの繋がり妄想やフィオを救うことを応援するならば、救出後のサポートも考えてくれていたら良いな。と
あるいはAIのデータをコッコロの内部に保護するようなギミックを与え、万が一があった時にもフィオ、ネビアを救える手段を用意しているかもしれない。
【閉じる理想郷(エリュシオン)】
次章のサブタイトルは単純に考えればアストルムだが、アストルムは既に閉じているような状況にある。
ただ、世界が破壊されるか、リアルから更なる干渉があれば、現在のアストルムが閉じるというニュアンスになるのだろうか?
他の可能性としてはエリスの求める理想郷への道が閉ざされる?
【次回の展開について】
予告では覚醒したシェフィとミロクの操り人形となったゼーンがソルの塔内部で対面?
トゥインクルウィッシュ、カリザ達もいる様子だったが、ペコリーヌ達の姿は予告では確認できず、ミロクの罠で分断されたのか、何か他の理由があるのか気になるところ。
今月はストーリーの更新が無いので、7月が待ち遠しい。