第二部12章【激突、七冠】
第1話【エリザベスパークへ】
ラビリスタ作成の地下道(※)からエリザベスパークへ向かう一行
※一歩で十歩ぶん進み、通ってきた道は瞬時に塞がれる。
強い精神的ダメージを負ったユイとシェフィは眠ったまま。
(ユイはレイとヒヨリ、シェフィは騎士くんとペコリーヌが交代で背負って運ぶ)
迎えにきたリマ、マヒルと合流し、エリザベスパークへ
ラビリンスのギルドメンバーとも合流
寝ているシェフィとユイのことはレイとヒヨリが見張ることに。
残ったみんなでラビリスタの振る舞うクレープを和気藹々と食して回復
そんな中ラビリスタから突然の謝罪が
第2話【クレープ・エスケープ】
ラビリスタはペコリーヌ達が一番危険な時(エリスが出てきた時)に助けに行かなかったことを深く謝罪
その後お互いの情報共有を始める。
解かなきゃいけない謎
彼女の安全装置が働かなかったこと
既に創られた世界があるため、エリス達が世界を創り替えるのに七冠はマストで必要なわけではない。
ただ、エリス達としては歪んだ世界を元に戻し、プレイヤーを現実に帰せる七冠を野放しにできなかった。と推測
続けてラビリスタはミネルヴァの懲役を解決するためには二つの課題があることを説明
1つは以前のアストルムにあった元の世界に帰るための安全なコマンドが再構築で消失した。
だからソルの塔のコントロール室(頂上)に行って、世界を書き換える工事をしなければならない。
ただし、ソルの塔頂上の扉は現在閉ざされている。
2つ目はプレイヤーアバターに『脱出コマンド』を使えるように個別パッチを当てること
こちらはシズルとリノが世界各地で販売したクレープに仕込まれており、7割は終了済み
第3話【甘い秘密】
ソルの塔を攻略しない限り個別パッチが効果を発揮することはない。
未知の世界への不安からか現実に帰る話になる度、浮かない顔をしているキャル
騎士くんは一瞬それに気づきかけるが、キャルを置いて話は進んでいく。
残り3割を埋めるためにシズルとリノがクレープを売り歩く日々は続く
素材はエリザベスパーク提供
騎士くん達はソルの塔頂上の門を開くために引き続きソルオーブを集めることに
ソルオーブは『長老のお手製』でレプリカはラビリスタの能力を持ってしても作れない。
ここでレイが話し合いに合流
トゥインクルウィッシュはレイジレギオンの拠点に乗り込む少し前に9個目のソルオーブをを手に入れていた。
更にラビリスタが旅の途中で10個目を手に入れており、ソルオーブは全12個なので、あとふたつ
残りふたつも目星はつけているが、片方は誰かが持ち去った後だった。
話は変わり、レイはこのタイミングでラビリスタが自分たちに接触してきたことの説明を求めるが、ラビリスタは少し考え『アタシ1人にできることは限界がある』『いつだって少年の力になりたいと思ってる』と本音を交えつつも誤魔化すような回答をする。
それを無言で見守るコッコロ
現実よりもエリスとその仲間をどうにかするのを優先した方がいいんじゃない?と提案するキャル
ラビリスタは『それができたらいいけど、リスクが高すぎる。なんの犠牲(誰かの命を捨てさせること)も払わずどうにかできる相手じゃない』
最終的な対決は避けられないが、今は勝つための準備をするのが大切と説明し、キャルも納得した様子を見せる。
第4話【迷い竜の涙】
次の戦いに備えて眠る一同
シェフィはゼーンがミロクの手に堕ちた悪夢を見て、ショックで幼児化していたところ、夢の中で騎士くんと合流
(どちらかというとシェフィが騎士くんの夢に迷い込んだ様子)
シェフィはエリスやミロクに検体と呼ばれていたこと、エリス達が七冠を狙っていること、前の自分が覇瞳皇帝暗殺未遂を起こしたことを繋げ、自分がエリスの手先だった辻褄が合ってしまうと気付き、ソルの塔から落ちてきたことも仕組まれていた可能性を危惧
美食殿のみんなの側にいて良いのかと思い悩むシェフィ
そんな中夢の世界にミネルヴァ(※)が現れる。
※厳密には第2部第3章12話で現れたミネルヴァのバックアップ
一方騎士くん達が眠ったのを確認したコッコロはラビリスタに声をかけ、
レイの質問に返答を躊躇った理由を尋ねる。
以前カスミからキャル、ユイ、そしてシェフィが最も内通者の可能性が高いと助言されていたコッコロはラビリスタも同様の疑念を持っているのでは?と
ラビリスタはカスミを絶賛し、その推理を認め、『シェフィの精神が赤ちゃん化している時』か『エリスが覚醒している時』にシェフィがエリスの『端末』として機能すると説明
現在は枕に細工しており、シェフィは深い眠りについている。
このタイミングでラビリスタが接触したのはシェフィが眠っていたことが理由だった。
魔力を遮断する結界を作りその中にシェフィを閉じ込めれば解決できるが、
それではユイを閉じ込めようとしたミソラやエリスと同じになってしまう。
それは最後の手段とし、今は二人の胸の内にしまっておくことに
ラビリスタは秘密を共有するコッコロにだけ次のソルオーブの在り処と持ち主を教える。
在り処はエルフの隠れ里
持ち主は『嚮導老君(グレートガイダンス)』
七冠の長老 コッコロのお父さんのアバター
第5話【夜襲】
意識と意識が繋がった不思議な夢の中
騎士くんとシェフィの前に現れたミネルヴァ
『ご無沙汰していました。あなたが赤子のようだった時以来ですね』と再会の挨拶
続けてシェフィに自己紹介
ソルオーブを集めてくれていることに感謝するミネルヴァ
ソルオーブはアストルムの管理者権限の外にある。
ソルオーブ集めに七冠の手を借りていること対し、『七冠たちに心を許してはなりません(※)』『彼女達は一人残らず利己的で傲慢です。まるで暴君のように』と警告
※第2部第3章9話でネネカも『それ(ミネルヴァ)に心を許さないように』と騎士くんに忠告している。
ミネルヴァは騎士くんに救出されることを望んでおり、心清らかなあなたなら邪な願いを抱かないでしょう。私はそれを知っていますから。と付け加える。
ミネルヴァはエリスの居城『黒き薔薇』の最奥に囚われており、それは『世界の裏側』に限りなく近い場所にあるという。
覇瞳皇帝ですら見つけられなかったその場所にたどり着く答え
隔絶された世界と世界を結びつける方法は既に騎士くんは持っているらしい。
それよりも今は懸案すべきはエリス
エリスの性能は絶対的で勝機はないと切って捨てるミネルヴァ
戦えばあなたの周りの人達を犠牲にすることは避けられない。その覚悟はあるのですか?と忠告
言い淀む騎士くんにミネルヴァはエリスとの和解を提案
エリスが休眠しているにも関わらず現在もエリスの使徒は迫っており、
みんなが眠るなかラビリスタは使徒を隕石で撃退
ラビリスタは騎士くんがトラブってることに気づきつつも、続けて襲いくるクリスティーナとネネカの対応を迫られていた。
使徒との戦闘で魔力を使わされ、更にこの先のことも考えると使い果たすわけにもいかず、二人の対応に苦慮するラビリスタ
【感想、考察など】
クレープを配る描写はメインストーリーやラビリスタのキャラストであったが、今回伏線が回収された。
『彼女の安全装置が働かなかったこと』
この彼女については初見はミネルヴァかと思ったのだが、ラビリスタはミネルヴァのことを『ミネルヴァ』か『あの子』と表現するので、ここは一考の余地がある。
(同じ七冠でもネネカはミネルヴァを『彼女』と表現する。ミネルヴァを自分の子のように思っているラビリスタと心許せぬ相手と見ているネネカの違いか?)
その他の候補は以前に『彼女』表現が使われているユイ?
『安全装置』とは緊急ログアウトプログラムあるいは強制再起動
仮説を繋げると『ユイの緊急ログアウトプログラムが働かなかった』となる。
前作ストーリーやR序章の覇瞳皇帝戦ではユイが最後まで騎士くんのそばにおり、その後は不明な点が多いので、そこに関係してくるかもしれない。
(結局謎)
ソルオーブを持ち去った何者かについて
騎士くん達を除くと唯一ソルオーブに価値を見出だしているオクトーが大本命
ホマレ、ラジラジなど動向が不明なメンバーも一応候補か。
長老の二つ名『嚮導老君(グレートガイダンス)』がついに判明
嚮導(きょうどう)は道案内を意味し、老君は隠居した主君を臣下が呼ぶ際に使用されるもの。
ガイド役兼長老の代理であるコッコロと関連した二つ名となっている。
固有能力やガイド妖精との関連性も気になるところ。
エリス説得に関してはミネルヴァの言い分は最もなのだが、エリスには長いループで苦しめられたユイへの強い恨みがあり、説得の道も容易ではない。
ミソラのように話をするにしても戦いは避けられないと思う。
次回についてはクリスネネカに対抗できる戦力としてラジラジ登場に期待
彼は前衛向きなので、クリスを抑えてくれればラビリスタに余裕ができる。
戦わずとも跳躍やオブジェクト変更で逃げれればそれでよし。
カルミナ、マサキ、ダイゴあたりも出るかも知れない。
今回の情報的に長老の出番はまだ少しだけ先になりそう。
七冠最後の1人は情報が少なすぎるので、もうしばらく出番無さそう。
長老のように新情報だけでも出てきてほしいが、果たして