16章 エンドワールド
第1話『陛下』
キャルを痛ぶりながら巨神を分析する覇瞳皇帝
巨神は取り込んだエリスの力を御しきれずに暴走している模様
キャルは覇瞳皇帝に2つ質問をする。
1 陛下が牢を出た経緯
覇瞳皇帝は脱獄の経緯に加え、ミソラの魔力を奪い取った時に表層の思考や情報を得てレイジレギオンとエリスのことを知る。
更に何者かの仕業によって忘れていたミネルヴァの存在を思い出す。
2 陛下の今後の目的
覇瞳皇帝は騎士くん、迷宮女王へのお礼参り、そしてエリスからのミネルヴァ奪還と答えるが、過去のループで万全の陛下がエリスに勝てなかったと考察し、覇瞳皇帝を止める。
覇瞳皇帝は共闘を提案するキャルを突き放し、自身の復活を仲間達に伝えるようキャルに促すのだった。
第2話【共闘、七冠】
覇瞳皇帝は巨神の元になった魔物を思い出そうとするが、記憶に靄がかかっていて思い出せない。
内部のエリス、ミネルヴァを手に入れるため、まずは巨神を外から操れるか試そうとするが、ミロクが現れて妨害
直接的な繋がりはない二人だが、覇瞳皇帝はミロクが現実で『おかしな組織の長』をしていたことを思い出す。
己の身を神とする覇瞳皇帝と絵物語のような神を信仰するミロク
話は神から『mimi』の起源へと移り変わる。
2020年代(※)の半ば頃から爆発的に発達した革新技術
※現在はおそらく2033年〜
ミロクは超能力者の関与、覇瞳皇帝は長老の関与、更にそれ以外のことにも想像を巡らせる。
問答を終え覇瞳皇帝はミロクの内部の魂を奪おうとするが、ミロクの権能により逆にピンチ
そこに跳躍王(ラジラジ)が現れ覇瞳皇帝を救出
ラジラジは固有能力でネネカ、ラビリスタ、クリスティーナをそれぞれ運搬
ミロクはネネカの攻撃を演算無効化
ラビリスタの隕石は物理攻撃で無効化不能な為、巨神の内部に退避
クリスティーナは迷宮女王の作った天楼覇断剣のレプリカでナンバーズアヴァロンを放つが、巨神には通じず
(クリス、ネネカを洗脳していた装置は黒薔薇の城にあり、城の破壊と共に壊れた模様)
巨神の外部からの破壊を諦め、内部からの破壊を思考する七冠は巨神を足止めし、この世界を救おうとする騎士くん達に路を作ることに。
第3話【ソルオーブ奪還作戦】
疲労困憊でギルドハウスに帰宅した美食殿&アメスは久しぶりにネビアと再会
キャルは覇瞳皇帝が脱獄したことを、シェフィはホマレの策(※)を伝える。
※ハッキングでミネルヴァとエリスを引き剥がす
奪われたソルオーブについてはみんなでバラバラに持っていたので、
エリスに遭遇しなかったキャル達の分は無事だった。
ここでラビリスタから通信魔法が入り、七冠5人が足止めしている間にみんなで魔物(巨神)の体内に侵入し、核になっている8個のソルオーブを取り戻す作戦を伝えられる。
第4話【誓いの晩餐】
クリスタルの中に身を預けて巨神の制御を試みるエリス
エリスは自身から離れようとするミネルヴァを繋ぎ止めていた。
エリスを生み出したのはミネルヴァ(少なくともエリスはそう思ってる)
今回の周回で騎士くんに逢って話せたことを心の支えにして、願いを叶えるためループに耐え抜く覚悟を決める。
巨神体内に跳躍王の権能で敵が侵入してくることを予測したミロクは蒐集した魔物のデータにミネルヴァ(エリス)から力を与え、守護者とする。
一方美食殿は最終決戦前に体力回復のため晩餐を楽しみ、アメスは騎士くんと繋がったたくさんの仲間たちと連絡を取るためソルの塔へ向かう
外へ出た美食殿
消えかかる手を隠すシェフィ
シェフィの様子に違和感を覚えるコッコロ
一行の元にたくさんの仲間たちが駆けつけ、ペコリーヌは最終決戦へ向かう号令をかける。
【感想 考察など】
ここにきて覇瞳皇帝の記憶やmimiの掘り下げがされて面白かった。
【覇瞳皇帝の記憶】に干渉した存在は現状謎
エリス自身は騎士くん以外に興味無いため他の誰か?
ラビリスタの安全装置を機能させなかった現象も同一人物が関与していた?
システムに干渉、開発できる存在
ミネルヴァを除くと、超能力者、最後の七冠、ホマレやオクトーに匹敵するハッキング能力の持ち主ぐらい。
あるいはmimiの開発関係者であれば記憶や安全装置への関与は可能か
【mimiの起源 時系列 発達原因について】
2020年代半ば頃から爆発的に発達した技術
前作情報を元に現在が2033年と仮定すると関係しそうな情報の時系列としては
幼稚園児のミソラが謎の組織に捕まったのが2020〜2022年
長老が老け込んだのが2021年
模索路晶と長老の出会い2021〜2022年(仮)
突然のコッコロ誕生が2022年
ウィズダム設立が2023年
mimiの開発にミツキが少し関わる(時期不明)
mimiの爆発的な発達が2025年以降
模索路晶のウィズダム加入が2027年(仮)
mimiが普及しアストルムが流行したのは2030年代から
ウィズダム設立から2年余りで爆発的にmimiが発達し、晶などの加入を経て5年ほどで一般に行き渡った。
長老以外の5人の七冠はウィズダム設立時は10代のため関与した可能性は低いが、長老は晶の師匠で、覇瞳皇帝も長老を先生と呼んでおり、その他のメンバーも長老が導いてウィズダムに引き入れた可能性はある。
長老がウィズダム設立とmimi開発に関与したのはまず間違いないが、他の七冠を導いてmimiを普及させるまで長老の狙い通りだったのだろうか?
発達に関しては並行世界から来たと思われるネア、VRゲームで別世界からアストルムに来ていたシンデレラガールズのウヅキ達の存在を考えると、
別世界に既に存在していた技術が持ち込まれ、それがmimiの開発と発達に繋がったのかもしれない。
もちろんミソラを始めとした超能力者、ミヤコのような霊体の影響も計り知れない。
長老の意図としては存在不明の奥さんと誕生経緯不明のコッコロ
それから人々を導き、世界をより良くする本人の意向(想像)が含まれてくると思う。
【今後】
巨神内部へ侵入し、ミロクの出した魔物を倒してソルオーブ奪還
ミロクの討伐?(イベントあるのかな?)
最後はエリスの説得及びミネルヴァの分離を済ませてソルの塔頂上へ
消えかかるシェフィについてはミネルヴァ取り返せればどうにかできそう。
(でもどっちみち世界が壊れそう)
ただ、上手くいったとしても覇瞳皇帝の記憶に関与した人物やミソラが警戒していた謎の存在がいるので、3部に向けてまだ一波乱あるかも?