第9話【エリスとユイ】
ソルの塔入り口前 覇瞳皇帝とラビリスタ
覇瞳皇帝はラビリスタのクレープに入った現実への帰還に必要なプログラムを見抜いて一口頂いた後、
ミネルヴァを手に入れる為にラビリスタと衝突
一方塔頂上のユイとエリス
エリスはリセットできたとしても自我を保つのが困難な状況にあり、最後にユイの命を奪うことのみを目的としていた。
改めて自身の誕生から今に至るまでの経緯を話し、自分の生まれてきた理由をユイに尋ねるエリス
ユイは自分が償う方法を探すようにエリスにも生まれてきた理由を探すよう促し、エリスを助けたいと告げる。
エリスの気持ちを理解できると話すユイと自分の騎士くんへの想いはユイの抱くものとは違うと主張するエリス
二人の想いがぶつかり合う中でエリスはループを繰り返す中で騎士くんなら自分を助けてくれる。と思い込み止まれなくなってしまったことを想起する。
騎士くん達が塔に大急ぎで帰還
騎士くんがエリスに恨んでない(赦す)ことを告げると、エリスは満足した顔を見せ消失
第10話【カウントダウン】
エリス消失と戦闘による重症で心身共に疲弊したユイは気を失ってしまう。
遠野帆稀のハッキングとエリスの消滅により自由を取り戻したミネルヴァ
ミネルヴァはエリスに主導権を奪われた理由として、自身の七冠への反発心とエリスへの同情の気持ちが『心』に隙を生んだと説明し謝罪
レイは再構築前の記憶からミネルヴァを励ます。
ラビリスタのクレープの説明などを経て、ミネルヴァが現実への帰還を提案するが、帰還を望まないキャルが抵抗
まだクレープが全プレイヤーに行き渡ってないことも決め手となり、帰還は延期の方向に
しかしミネルヴァと食事の約束を取り付けたところで突如最後の七冠がミネルヴァにハッキング
再構築前から仕込まれていた統括プログラムにより強制的にリビルド(再構築)のカウントダウンが始まってしまう。
第11話【終わりゆく世界にて】
ハッキングを受けたミネルヴァの攻撃により周囲のプレイヤーは魂に大きなダメージを受ける。
アメス様の防壁で致命傷は避けられたが、動くのは困難
アメス様が七冠かホマレクラスのハッカーがいればと愚痴り、一瞬シェフィが何か思うところある様子を見せるが、オクトーが登場
前作ストーリーでミネルヴァとした約束を守るため現れたオクトーはミネルヴァに全ての権限を戻すための安全装置(※)をアメス様(フィオ)から拝借
※ラビリスタが密かに組み込んだものだが、再構築前は最後の七冠の策略により不発に終わっていたらしい
オクトーは身体と魂に大きなダメージを負いながらガイド妖精のプログラムを無理矢理使用
それでも厳しくなり諦めかけるオクトーだったが、フィオがノウェムにチャンネルを繫ぎ応援の声を届けたことで意地を見せる。
最後の七冠 幻境竜后(ビジョンズエンプレス)からの干渉を断ち切ることに成功
しかし、幻境竜后の思い通りの世界になることは阻止したが、再構築へのカウントダウンは止まらなかった。
オクトーが消失し、もうおしまいかと思われた時、シェフィが騎士くんの強化を借りてドラゴン族の覚醒による固有能力を発動し、時間の流れを少しだけ凍結
更にホマレが端末であるシェフィを研究してエリスをハッキングしたのと同じようにシェフィはミネルヴァにハッキングして凍結を命令
シェフィは再構築のメリットとデメリットを説明し、再構築でいい世界になる可能性にかけるか、二人を除いたみんなを今すぐ『現実』に還すかの選択を騎士くんに委ねる。
騎士くんはみんなを『現実』に還すことを選択
時は流れ出し自体を察した仲間達は二人を残していくことを悲しむ
世界のどこかで終わりを見届けたミソラは最後に笑って消えたエリスから恋の凄さを知り、自分もしてみたいと心境の変化を語る。
『自分を捨てられるくらい誰かをスキになって、それで最後に…』
『待っててくださいね。きーしさん★』と意味深な言葉を残していく
シェフィと騎士くんは二人でギルドハウスよ屋根の上まで世界の最後を眺めながらランドソルで過ごした楽しい思い出を振り返る。
端末であるシェフィの身体が消えかける。
シェフィは最後に騎士くんだけでも現実に還れるよう調整し、決戦前に伝えそびれていた騎士くんへの想いを伝える。
【雑感 メモ 考察など】
再構築時に出現した文字はカラーコード
以前トゥインクルウィッシュが見たものはシェフィの髪色だったが、
今回の『e996de』はピンク『ffffff』は白
ユイ、エリスはピンク、白はミネルヴァ、コッコロ、16章幕間で出現するティアあたりがイメージしやすい。
エリスの最後は世界の浄化作用でシャドウが消えていることや、TVアニメでのキーリ(カスミシャドウ)回でラビリスタが語っていたようにこの世界に同じ魂は2つ存在し続けることはできないというのが答えだと思っていて、消滅には納得している。
ただ、エリスだけが覚えている騎士くんとの出会いが語られず終わってしまったのが心残り。
エリスは表に中々出られずミソラに比べると口下手なので仕方ない側面はあった。
あとは騎士くんが思い出すか、エリスの奇跡的な復活を願うしかない。
TVアニメでラビリスタが語った世界の理、浄化作用などが再構築後の世界でどうなるか不明なので、二人の出会いが語られなかったこと自体がエリス復活への伏線と捉えたい。
オクトーの最後の出番は伏線もあり望んでいた通りの展開
前作からのミネルヴァ、ノウェムとの絆(契約)を守りにきたのは熱い。
ここはわかってても面白い(美味しい)老舗の味
シェフィに関しては当然悲しい気持ちはありつつも、キャラストや現在復刻中の新年イベントストーリーでも不穏な伏線が多々あり、覚悟はできていた。
つもりだったがストーリー見終わってからシェフィ使うたびに胸を刺される思いになったり、考察で11話見返す気持ちになるのに時間がかかった。
また3部で絆を紡ぎ直せることを期待したい。
展開に関してはホマレさんの助けと騎士くんの力を借りたとはいえ最後に突発的な固有能力で乗り切ったことは正直気持ちがついていけなかったが、後述する幻境竜后の思惑、彼女を知る人間を考えると考えるとこれが自然な流れだったのかもしれない。
【最後七冠 幻境竜后(ビジョンズエンプレス)について】
やっと二つ名出てきて嬉しい気持ちと、また随分などんでん返しをしてくれたなという気持ち
安全装置の伏線もあったし、3部がある以上覚悟はしていたが、記憶をいじられてた覇瞳皇帝を筆頭に他キャラがいいように利用された形に
覇瞳皇帝、エリス、ユイに原因があると思いきやほとんど幻境竜后のせいになってしまったので『今までのやり取りなんだったんだ!』と思っちゃうところはある。
で、幻境竜后さんの思惑だが、これまで覇瞳皇帝の記憶からミネルヴァと終炎の巨神の記憶を消していたこと、ミロクを追っていたことがわかっている。
このことから幻境竜后は覇瞳皇帝がループ中にミネルヴァを手に入れられないよう調整
意図的に終炎の巨神を隠し、ミロクを追ってアストルムに誘導して巨神のデータを見つけさせ、ハッキングができる七冠を巨神相手に消耗させることで、最終盤面のソルの塔から排除することに成功
ただ、幻境竜后の存在を思い出しながらも記憶を無くしたふりをしていたオクトーとシェフィの活躍で想定外が起きたというのが自分の想像
コッコロの能力 絆の力に回数制限があり、それを巨神相手に使わされてしまい、最後シェフィに頼るしかなかった。
一方でシェフィの能力が突発的なものであったからこそ、幻境竜后の想像を越えたかもしれない。
絆の力まで幻境竜后の想定内だったかはわからない。
あのまま騎士くん達がやられてループか再構築でもいいだろうし、再構築前に覇瞳皇帝が負けることを想定してたなら巨神が破壊されるのも想定内だった?
いずれにせよ非常に面倒な相手なのは間違いない。
二つ名 幻境竜后(ビジョンズエンプレス)からわかること
ビジョン
①未来像、見通し
②まぼろし、幻影などの意味
前述の考察通りなら恐ろしく未来を先読みして立ち回れる変態
そして他者の認識を歪め、自身の存在や仕掛けを隠せる能力の持ち主
またネビアが使っていた幻影湖の霧、エリコのキャラストで登場した幻覚を見せる魔物などは幻境竜后が作ったのかもしれない。
エンプレスは女帝
これによりホマレと嚮導老君が話していた彼女は幻境竜后だったことがほぼ確定
結果的にホマレさんが助けたシェフィが幻境竜后の思惑を阻止したのは果たして偶然か狙い通りか
竜はドラゴン族制作がまっ先に思い浮かぶ
問題はドラゴン族の存在が関係者以外に秘匿されており、七冠の二つ名はメディアがリアルの七冠の特徴、性格から決めた可能性が高いこと
覇瞳皇帝がサウザンドグループ社長であったように何かしら竜に関連したリアル事情があると思う。
ホマレさんのペンネーム竜胆ほうきは幻境竜后繋がり?
そのうち二人の関係性、幻境竜后の新情報が出れば由来がわかるかも
竜胆の花言葉が意味深なので興味ある人は検索してみてください。
エルピス島もドラゴンの形をしてたので関係が気になるところ
エルピスはパンドラの箱に入っていた最後の希望あるいは厄災(諸説)
最後の七冠は厄災でした。
おしまい
次回は幕間のまとめ書く予定です。