第二部第十一章 虚空と魔性の遊戯(ゲーム)
第1話【変異】
ランドソル王城玉座の間
ペコリーヌキャルシェフィ、カリザはミロクと遭遇
ミロクはゼーンを呼び寄せる。
ゼーンは既にエリスの攻撃で絶命しており、
思考力のなくなったゼーンを洗脳することは不可能
ミロクは『エリスさん』から力を借りてゼーンを無理矢理 傀儡としていた。
レジェンドオブアストルムには死体を操る術が存在する模様
元々レイジレギオンはユイの願いを達成し続けるための敵としてミソラが用意した為、
ゼーンを復活させたのはその役割を全うしてもらうためだという。
ミロクはゼーンのアバターについて意味深なこと(検体)を言いかけてやめる。
ゼーンを元に戻す方法について、あるいは神に祈れば叶うかも草野優衣さんのように。
とふんわり助言しつつも、馴れ合う間柄ではないとそれ以上は言及せず。
ミロクがペラペラ喋ってる隙にキャルが不意打ちシャドウバレットをお見舞いするが、ノーダメージのミロクは『攻撃魔法の類は、私には通用しません。これは私の数少ない特技です』と自慢気
更にペコリーヌの王家の装備も封じ、自身の能力を解説
『無手にて祈りを(プレイウィズヌル)』ミロクの領域の内側ではあらゆる魔力や魔法の効果が打ち消され、マジックアイテムも機能を断たれる。
七冠の権能やプリンセスナイトの能力も例外ではない。
正確には自身の周囲の『演算の強制停止』で、この領域はある程度コントロールが可能
以前ミソラの洗脳魔法が解けなかったのは領域を狭めていたかららしい。
またあくまで効果の消去であり、結果を戻すことはできず、傷を治したり、召還された魔物を還すことはできない模様
その能力と白兵戦最強のゼーンを組み合わせれば敵うものなし。
だからゼーンを手駒にしたのかと納得するキャルに対し『そういうことです。千里真那の血族だけあって聡明ですね。希留耶さん』と肯定するミロク
『さて、こちらはこれ以上手札を切る必要はないでしょう』とまだ何かある余裕を見せながら、『敵』として因果に纏わるものとして、お相手をさせていただく。と迎え撃つ気満々
転移アイテムも使用を封じられ、絶体絶命のピンチ
そんな時 スライムのキイロがゼーン(ミロクの領域)に突撃して斬られた瞬間 キイロが褐色ギャルに変態を遂げる。
すると玉座の間にスライムが大量に溢れだし、ペコリーヌ達はスライムの洪水に飲み込まれる形で撤退に成功する。
(ミロクは空間跳躍で回避した模様)
第二話 参戦、【悪魔偽王国軍(ディアボロス)】
ディアボロスはシノブの占いと乙女(アカリ)の勘を頼りに騎士くんたちの居場所を割り出し、通信魔法を繋ぐことで合流に成功
更にドクロ親父の占いでユイの居場所を見つけ出し、道すがら騎士くんたちの事情を聞くことに。
ギリギリのタイミングでユイ救出に成功
ディアボロスがいたことはミソラも想定外だった様子で、今回同行しているメンバーにスパイがいないことにコッコロは気づいた様子
騎士さん私以上に『オトモダチ』が多いですねと感心するミソラ
ミソラはぺんぽこりん2体目を召喚
更にユイを戦いに巻き込まぬようにしつつ、トゥインクルウィッシュだけで話し合いをさせるためにユイレイヒヨリの3人を魔力の檻に閉じ込める。
エリスの力を借りた今のミソラが作った檻はイリヤでも壊すことは難しいらしい。
ミソラはユイ達を景品にし、世界の命運を賭けた三本勝負を提案する。
第3話【跳躍の遊戯 ~一回戦~】
ミソラはエリスから借りた力で空間転移の魔方陣を作り、全員をイベントホールへ移動
大事な景品のユイたちは別の場所へ送られたらしい。
勝っても返してくれる保証があるのかと当然の疑問を投げかけるコッコロに対し、
『負けたらなにもかも失って痛い目を見るからこそゲームが面白くなる』とサイコパスな言葉でユイたちを返すことを保証するミソラ
アカリ達が勝った場合は騎士さんたちの言うことをなんでも聞くと約束
世界征服を目指すイリヤはこの世界が仮初のものだったと知っても、征服する領土が増えたことを喜び、エリスとエリスの配下であるミソラを倒すことに闘志を燃やす。
ここでミソラが用意していた(?)ゲームのルール説明が書かれた用紙を渡される。
二本先取でゲームは毎回変わる。
『騎士さんと遊びたいので』騎士さんは毎回参加必須
それ以外のみなさんは入れ替え制
メンバーの補充、飛び入り参加は自由
1回戦の種目は大縄跳び
シノブとヨリ以外は全員参加
おっぱいが揺れるアニメーション
浮遊能力を持つ面々もいるが、ミヤコ以外は真面目にジャンプ
ミソラはプリンを出したり、魔法攻撃、縄跳びのスピードアップなどの妨害を仕掛けて圧勝
騎士くん以外で参加した人達はもう二度と参加できない為、イリヤ、ミヤコ、アカリ、コッコロはここで脱落
第4話【過去と悔恨と】
前作ストーリーでもあったトゥインクルウィッシュ『はじめてのオフ会』の回想(騎士くん合流前まで)が差し込まれる。
ちなみに聞き比べてみたところボイスは録り直されてるらしく、前作版レイさんの方がツンツンしてて、リダイブ版は怒っててもあたたかみがある。
他二人も台詞の間が違ったり、声色が変わってたりする(突然の感想)
(話を戻すと)檻に閉じ込められた3人はレジェンドオブアストルムでの冒険や現実での記憶を少しずつ取り戻していた。
結界とレイ達の心境の変化に加え、フィオ(アメス)がこれまで何度もあっちの夢を見せてくれたからだと推測するヒヨリとレイ
フィオが覇瞳皇帝との戦いで壊されたこと、ユイが騎士くんに選ばれたことを思いだし、そのせいでミネルヴァの懲役が起きたと自分を責めるユイ
レイはユイに罪があることは否定せず、『その罪をキミだけで独り占めしないでくれ』と
声をかけ、覇瞳皇帝の妨害で願いが歪んだこと、フィオを守れなかったこと、ユイに現実の知識を隠していた自分たちを責め、レイ、ヒヨリが願いを叶えても同じように願いを歪められたことを想像し、自分達にも罪があると、自身の想いを込めた言葉でユイを励ます。
前を向いて立ち上がるヒヨリとレイだったが、二人に励ましてもらってもユイの足には力が戻らないままだった。
第五話【キイロい闖入者(ちんにゅうしゃ)】
スライムに流されて王宮の地下水路へ落ちたペコリーヌ達
一方カリザはキイロの本来の姿であるネアによって、ピンク色の女の子服を着せられ可愛がられていた。
ネアは『カベ』を越える際に無茶したせいで元の姿に戻れなかったが、ミロクの能力によって戻れたらしい。
カリザはキイロがネアであることは知らなかった。アカとアオはただのスライム
ネアはおいしいショタであるカリザに敵対するものには粘液を使って抵抗するが、ペコリーヌ達にその気はないので戦闘にはならず。
続けてネアは以前ミソラのカバンに自身のカケラを付けており、ミソラと騎士くんたちがランドソルに来たことを感知する。
ペコリーヌ達は騎士くんとの合流を優先し、ネアはカリザとのイチャイチャを優先する。
ちなみにネアはカリザを『カリザきゅん』騎士くんを『騎士きゅん』と呼んでいる。
騎士くんもショタ認定?
一方騎士くんとシノブはミソラによってランドソルに転移され、鬼ごっこをすることに。
ハンデとしてミソラが逃げ役
鬼は騎士くん達
制限時間は1時間
ゲーム得意なヨリは切り札として三回戦に温存
シノブはお父さんの占いがあれば居場所を割り出せる為、逃げるミソラを放置して、作戦会議を始める。
これまでの発言からミソラは勝ちに拘るタイプではなく、過程を楽しむタイプ
勝つための手段を取るよりも駆け引きやスリルを選ぶと考察
今後ミソラと戦うなら覚えておいてくださいと提言
更に騎士くんがいればランドソルで仲間を集めて飛び入りルールを生かせると言っているうちにアユミ、ユキ、モニカが合流して加勢をお願いすることに
【簡単な考察や感想など】
騎士くんとコッコロサイドにスパイはいなかったので、シェフィが有力に
ネアはこの世界に来るときに『カベ』を無理に越えたからスライム化したのかな?と思うが、確証はまだない。
【ミソラについて】
ミソラはフツーの学校に行ったり、ランファと買い物したり、今回は騎士くんと遊びたがったりと、この世界でまだ遊んでいたいのかもしれない。
(エリスが早々に出てきたのはミソラも計算外だったようだし)
以前騎士くんと二人で話したがっていたこともあるので、今後その機会を作るかも?
あとオーエドでランファと二人で騎士くんに催眠をかけて、自分達を『敵じゃない』と認識させようとしていたので、
『敵』は存在したまま『敵じゃない』と認識させることで、戦わずにユイの願いを満たし続ける狙いもあったのかな?
なんて今になって思った。(知らんけど)
『負けたらなにもかも失って痛い目を見るからゲームが面白くなる』
この考えは経験からきているのか?
過去にミソラがたくさんの人を死なせたことと関係があるのか?が気になるところ
勝つための手段を取るより駆け引きやスリルを楽しむというのは縄跳びで浮遊能力を使わなかった説明にもなっている。
このシノブの言葉は他のことにも生きてきそうなので、ミソラへの理解を深めるうえで覚えておきたい。
【ミロクの能力について】
今回『演算の強制停止』とその領域のコントロールが可能であることが明らかになった。
空間跳躍を使えることから、領域を一時的に無くすことも可能かもしれない。
例えばオクトーからミロクへの通信魔法は届かなかったが、一旦領域を無にしてミロクからオクトーに通信魔法を使うことは可能?
(単にアイテムを使用しない空間跳躍なら阻害されないのかもしれないが)
他者の能力を封じるキャラとしては既にエリスとコッコロの二人が存在している。
エリスは七冠の権能を封じることが可能
コッコロは長老から預かった権能の欠片により(?)クリスティーナの権能、ネビアの幻影湖の霧を無効化している。
ただミロクは『私の数少ない特技』と表現しており、他の二人とは違う能力なのかもしれない。
このあたりは今後より差別化されていくのか、似た能力を持っていることに理由付けがされるのか期待
空間跳躍まで含めるとミロク&ゼーンを倒す手段は今のところ見当もつかないが、
コッコロの能力がもしミロクに対抗できるものであれば、活路を見出だせるかもしれない。
今回別行動だったのもその為の伏線だったりしないかな?
ミロクがソルの塔の攻略に難儀していたのが謎
もし魔物に苦戦していたのであればゼーンを手に入れたことで、一気に攻略が進むかも?
こんな感じかな。
とりあえず次回はヴァイスフリューゲルランドソル支部のメンバー3人とシノブ騎士くんを足した5人で鬼ごっこ
地下水路に落ちたペコリーヌ達が1時間以内で合流できるのか。
シノブとアユミがいればなんとかなりそうだけど、モニカ、ユキがどう絡むのか期待